割振る(読み)ワリフル

精選版 日本国語大辞典 「割振る」の意味・読み・例文・類語

わり‐ふ・る【割振】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 分けて振り当てる。割り当てる。割りつける。
    1. [初出の実例]「是を二階廻しと河岸番へ割振(ワリフッ)って」(出典洒落本・船頭深話(1802)二)
    2. 「機密費は〈略〉。余りを各警察へ割(ワ)り振(フ)るのださうだ」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石泥棒)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android