赤い勲章(読み)あかいくんしょう(その他表記)The Red Badge of Courage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤い勲章」の意味・わかりやすい解説

赤い勲章
あかいくんしょう
The Red Badge of Courage

アメリカの自然主義作家スティーブン・クレーン小説。 1895年刊。従軍の経験をもたない作者想像で書いた戦争小説で,北軍兵士ヘンリー・フレミングを通じて,戦場のむごたらしさ,そこに投込まれた兵士の恐怖を印象主義的に定着した作品。ヒロイズムを排した迫真描写アイロニーによって大きな反響を呼んだ。赤い勲章とは主人公が負った傷のこと。

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