赤備(読み)あかぞなえ

精選版 日本国語大辞典 「赤備」の意味・読み・例文・類語

あか‐ぞなえ‥ぞなへ【赤備】

  1. 〘 名詞 〙 具足指物(さしもの)馬具などの武具をすべて赤い色に統一した軍勢。また、武士足軽も一様に赤い具足を着用した部隊武田信玄家臣の飯富兵部、徳川家康の家臣の井伊直政の軍が名高い。〔甲陽軍鑑(17C初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の赤備の言及

【井伊直政】より

…この部署には三河譜代の本多忠勝,榊原康政がおり,後世,直政を加えて三傑と称せられた。直政の軍団は浜松に常駐し,その構成は武田旧臣を中軸とし,隊長格に家康の直臣が配属され,軍団の兵器は赤色で統一される赤備(あかぞなえ)であった。この異色の軍団は小牧・長久手の戦などではつねに第一線で活躍した。…

※「赤備」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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