赤崎新田村
あかさきしんでんむら
鷲田村の南東、東山丘陵南部の東側山麓に位置し、南は上三宮村(現喜多方市)。上三宮村から北上し、熱塩村に至る道(通称熱塩街道)が通る。寛文三年(一六六三)に小田付村(現喜多方市)の農民が開拓して成立した新田村で(家世実紀・新編会津風土記)、それまでは赤崎村の西、東山東麓平地に南北に続く広大な赤崎松林(藩有林)の南端の一角であった。「会津鑑」では赤松原新田とみえ、現在の集落は松原と称されている。「会津風土記」に村名が載り、享保一六年(一七三一)の五目組村々書上(福島県史)では高六四石余、すべて新田畑扱いで免は七分。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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