赤気(読み)セッキ

デジタル大辞泉 「赤気」の意味・読み・例文・類語

せっ‐き〔セキ‐〕【赤気】

赤い色の雲気。また、彗星すいせいのこと。
彗星東方にいづ。蚩尤気しゆうきとも申す。又―とも申す」〈平家・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤気」の意味・読み・例文・類語

せっ‐きセキ‥【赤気】

  1. 〘 名詞 〙 夜、もしくは夕方、空に現われる赤色の雲気。彗星のこととも。
    1. [初出の実例]「天有赤気、長一丈余。形如雞尾」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)下)
    2. 「彗星東方にいづ。蚩豈尤気(しゅうき)とも申す。又赤気(セキキ)共申す。十八日光をます」(出典:高野本平家(13C前)三)
    3. [その他の文献]〔洞冥記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「赤気」の読み・字形・画数・意味

【赤気】せきき

赤い雲気。

字通「赤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android