赤浦遺跡
あかうらいせき
[現在地名]七尾市松百町
赤浦潟の東、標高約三〇メートルの台地上に所在した大規模な縄文時代の遺跡で、一部に貝塚を伴ったが、土取りのため緊急発掘後に消滅している。集落形成の時期は中期前葉から後期前半に及び、おもな検出遺構には竪穴住居跡三棟・土坑二一基・焼土面一一面などがあり、各期の縄文土器のほかに打製石斧・磨製石斧・石鏃・石匙・石錐・掻器・石槍・石錘・石皿・凹石・磨石・敲石・玉類・耳飾・土偶・三角
形土製品・耳栓など多彩な遺物が出土している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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