赤肌(読み)アカハダ

デジタル大辞泉 「赤肌」の意味・読み・例文・類語

あか‐はだ【赤肌】

皮がむけて赤くなった肌。
山の、草木がない赤い地肌。「赤肌の山」
まるはだか。すっぱだか。
「その古傷を再び―にする、これは考えてもたまらない事だ」〈志賀暗夜行路

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精選版 日本国語大辞典 「赤肌」の意味・読み・例文・類語

あか‐はだ【赤肌・赤膚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. [ 一 ] ( 形動 )
    1. 皮がむけて赤くなった肌。またそのさま。
      1. [初出の実例]「禿(アカハタ)なる鶏の勝を見て、亦刀を抜て殺す」(出典:日本書紀(720)雄略七年八月(寛文版訓))
    2. 草木がなく、赤みを帯びた地肌。またそのさま。
      1. [初出の実例]「世を憂しと思ひ入れどもあかはだの山は身をこそ隠さざりけれ」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)二)
    3. あかはだか(赤裸)[ 一 ]
      1. [初出の実例]「因りて其の剣を名けて川上部(かはかみのとも)と謂ふ。亦の名は裸伴(アカハダ)と曰ふ〈裸伴、此をば阿箇潘娜(アカハダ)がともと云ふ〉」(出典:日本書紀(720)垂仁三九年一〇月)
  3. [ 二 ]あかはだやき(赤膚焼)」の略。

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