精選版 日本国語大辞典 「赤舌日」の意味・読み・例文・類語 しゃくぜつ‐にち【赤舌日】 〘 名詞 〙 平安中期以後の陰陽道でいう凶日の一つ。太歳(木星)の西門を守るという赤舌神の配下に六大鬼があり、一日交替で守護に当たっているが、その中第三番目の羅刹(らせつ)鬼は忿怒(ふんぬ)の相すさまじく、衆生を威圧するとされるところから、この鬼の当番の日を凶日として忌んだもの。[初出の実例]「赤舌日(しゃくぜつにち)といふ事、陰陽道には沙汰なき事なり。昔の人これを忌まず」(出典:徒然草(1331頃)九一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例