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羅刹 ラセツ

6件 の用語解説(羅刹の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

らせつ【羅刹】

《〈梵〉rākṣasaの音写。速疾鬼・可畏と訳す》大力で足が速く、人を食うといわれる悪鬼。のちに仏教に入り、守護神とされた。

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百科事典マイペディアの解説

羅刹【らせつ】

サンスクリットのラークシャサの音写。インド民間信仰中の悪鬼。通力にすぐれ,人を魅しまた人を食うとされる。のち転じて仏教の守護神とされ,羅刹天は十二天の一つとなった。
→関連項目毘沙門天夜叉

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世界大百科事典 第2版の解説

らせつ【羅刹】

インド神話における鬼神。サンスクリットラクシャスrakṣasないしラークシャサrākṣasaの音写。後者は前者からの派生語である。ラクシャスは古くは悪魔的な力の意味で用いられることがしばしばで,その他の邪悪な力と対等なものとして挙げられ,〈打破する〉〈焼く〉などの動詞とともに現れ,打ち破るべき対象とされる。そしてある場合にはかなり人格的要素を与えられ,たとえば《リグ・ベーダ》では,ラクシャスは流産を起こす悪鬼とされ,また同時に,産褥における幼児に死をもたらすものとされている。

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大辞林 第三版の解説

らせつ【羅刹】

rāksasa 可畏・足失鬼と訳す〕
人の肉を食う凶暴な悪鬼。のちに仏教に入り、羅刹天とされる。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羅刹
らせつ

ラークシャサ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

羅刹
らせつ

サンスクリット語のラークシャサrkasa、パーリ語のラッカサrakkhasaの音写で、インド神話に現れる悪鬼の一種。もとは害する者、守る者の意。通力によって姿を変え、人を魅惑し血肉を食うという。叙事詩『ラーマーヤナ』に登場するラーバナはその王として知られ、英雄ラーマ(インド)に征服される敵王(ランカー島)でもあった。水をすみかとし、地を疾(はや)く走り、空を飛び、また闇夜(やみよ)に最強の力を発揮し夜明けとともに力を失うといわれ、しばしば夜叉(やしゃ)と同一視される。のちに仏教では守護神となり十二天の一つに数えられ、像は神王形で甲冑(かっちゅう)をつけ、刀を持ち白獅子(しろじし)に乗った姿で描かれる。同様に羅刹女(らせつにょ)(ラークシャシーrksas)も知られるが、仏教では守護神としての十羅刹女が説かれた。[片山一良]

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世界大百科事典内の羅刹の言及

【十二天】より

…12の天部は四方(東西南北)と四維(南東,南西,北西,北東)の8方と上方,下方の10方位に配置される十尊と日天(につてん),月天(がつてん)である。すなわち,帝釈天(たいしやくてん)(東),火天(かてん)(南東),閻魔天(えんまてん)(南),羅刹天(らせつてん)(南西),水天(すいてん)(西,バルナ),風天(ふうてん)(北西),毘沙門天(びしやもんてん)(北),伊舎那天(いしやなてん)(北東),梵天(ぼんてん)(上),地天(ちてん)(下),日天,月天となる。十二天像は画像で表現される。…

【八部衆】より

…またこれとは別に,四天王の配下とされる八部衆がある。(1)乾闥婆,(2)毘舎闍(ぴしやじや)(ピシャーチャPiśāca),(3)鳩槃荼(くはんだ)(クンバーンダKumbhāṇḍa),(4)薛茘多(へいれいた)(プレータPreta),(5)竜,(6)富単那(ふたんな)(プータナーPūtanā),(7)夜叉,(8)羅刹(ラークシャサRākṣasa)。このうち(2)と(8)は食人鬼の一種。…

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