赤銅縁(読み)しゃくどうぶち

精選版 日本国語大辞典 「赤銅縁」の意味・読み・例文・類語

しゃくどう‐ぶち【赤銅縁】

〘名〙
① 縁(ふち)赤銅でつくったもの。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉三「赤銅縁(シャクドウブチ)眼鏡を掛けた」
刀剣柄口(つかぐち)にはめた金具で赤銅製のもの。
阿部一族(1913)〈森鴎外〉「脇差一尺八寸、直焼無銘、横鑢、銀の九曜の三並の目貫(めぬき)、赤銅縁(シャクドウブチ)金拵(きんごしらへ)である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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