赤香色(読み)あかごういろ

色名がわかる辞典 「赤香色」の解説

あかごういろ【赤香色】

色名の一つ。やや茶色がかった薄いだいだい丁字染め一種で、黄色みを帯びた薄茶色丁字色といい、赤香色はそれよりもみがかっている。丁字色を薄くしたのがこうで、丁字色や香色の布地僧衣に用いられ、平安時代は非常に高価であった。赤香色はそれに手を加え、染め方によって赤みを増したもの。伝統色名の一つ。丁字は生薬しょうやく香辛料として知られるが、かぐわしい香りのする香木でもある。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android