赤黴病(読み)アカカビビョウ

デジタル大辞泉 「赤黴病」の意味・読み・例文・類語

あかかび‐びょう〔‐ビヤウ〕【赤×黴病】

植物病害の一。主にフザリウム属菌を病原菌とし、感染により麦類などの植物の種子登熟阻害不稔の被害を生じさせる。また、赤かび病原菌は人体に中毒症状を引き起こすデオキシニバレノール(DON)などのかび毒マイコトキシン)を産出する。このかび毒は低濃度でも長期間摂取すると人体に悪影響が生じることが明らかとなり、麦類・米などの農業生産品に混入する赤かび病被害粒の割合について、各国で厳しい検査規格(日本では0.049パーセント以下)を設けている。

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精選版 日本国語大辞典 「赤黴病」の意味・読み・例文・類語

あかかび‐びょう‥ビャウ【赤黴病】

  1. 〘 名詞 〙 菌による麦類の病気。開花後の穂や茎を侵し、紅色のかびを発生する。

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