日本歴史地名大系 「走井村」の解説 走井村はしりいむら 大阪府:豊中市走井村[現在地名]豊中市走井一―三丁目・箕輪(みのわ)一―二丁目勝部(かつべ)村の北、箕輪村の南に位置し、千里(せんり)川が桜井(さくらい)谷を抜けて平坦低地に入り、豊中台地の西縁下を南下する沿岸に集落(現走井一丁目)が展開している。西は岩屋(いわや)村(現兵庫県伊丹市)。原田(はらだ)七郷の一村(元禄郷帳)。中世は春日社領垂水西(たるみのにし)牧六車(むぐるま)郷に属し、長禄四年(一四六〇)一二月日の春日社神人等申状(春日大社文書)に六車郷内の地として「走井弓場跡」がみえる。なおこれより先の応永八年(一四〇一)六月八日の足利義満御教書(法観寺文書)にみえる京都八坂法観寺領の摂津国走井も当地のことと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by