起句(読み)キク

デジタル大辞泉 「起句」の意味・読み・例文・類語

き‐く【起句】

漢詩の第1句。特に、絶句の第1句。。→起承転結きしょうてんけつ
詩文の書き出しの句。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「起句」の意味・読み・例文・類語

き‐く【起句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漢詩文最初の句、特に絶句の第一句をいう。起(き)
    1. [初出の実例]「起句より以下あらはに数珠の事をばゆわねども」(出典:四河入海(17C前)五)
  3. 文の書き出しの文句

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「起句」の読み・字形・画数・意味

【起句】きく

詩の首句。

字通「起」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の起句の言及

【短歌】より

…5・7・5・7・7を上3句(5・7・5)と下2句(7・7)とに分け,前者を〈上句(かみのく)〉,後者を〈下句(しものく)〉と呼ぶ。第1句(5)を初句,頭句,起句,第2句(7)を胸句,第3句(5)を腰句,第5句を結句,尾句,落句などと呼んでいる。5句31拍に合わない作を〈破調〉といい,長すぎるものを〈字あまり〉,短いものを〈字足らず〉と呼ぶ。…

※「起句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android