デジタル大辞泉 「起」の意味・読み・例文・類語
き【起】[漢字項目]
[学習漢字]3年
1 おきあがる。高くせりあがる。「起居・起床・起伏・起立/突起・
2 仕事・活動を始める。おこす。「起工・起訴・起草/喚起・継起・決起・
3 物事の始まり。「起因・起句・起源・起点/
[名のり]おき・かず・ゆき
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
尾張国(愛知県)中島郡,木曾川東岸の平地の村で,美濃路七ヵ宿の一つ。地名の初出は1320年(元応2)で〈興郷〉とある。1586年(天正14)の洪水で被害をうけたが,1600年(慶長5)関ヶ原の戦直後に宿駅とされ,08年には木曾川起渡に船頭給として60石を除地,60年(万治3)以後は船頭20人が常置された。72年(寛文12)の人口102戸587人,1867年(慶応3)に246戸1172人。本陣1軒,脇本陣1軒で1845年(弘化2)262軒のうち旅籠屋・茶屋・木賃宿14軒,往還人足・川揚中瀬稼22軒とある。この年織屋職45軒,綛(かせ)賃くり稼18軒など織物業従事者70軒を数えるように,18世紀中ごろ西陣からさんとめ縞の技術が伝わり,菅大臣縞,結城縞へと変遷して幕末ごろには尾西織物の中心地となった。明治以後モスリン,フランネル,ラシャなどを経て毛織物生産に移っていった。96年町制をしき起町,1955年尾西市,2005年一宮市となった。
執筆者:林 英夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…後期になると,細目村の黒瀬湊が木曾川遡航(そこう)の終着地として商業の中心地となった。上流には,そのほか小山,川合,取組,犬山,中流には草井,円城寺,笠松,北方,起(おこし)などの港,河岸が発達し,起が美濃路の宿,渡船場として発展した。 中流の尾濃両国の地に南北朝のころから浄土真宗が広まりはじめ,尾張中島郡江吉良の良心が1361年(正平16∥康安1)に覚如から,津島の慶専が91年(元中8∥明徳2)に綽如(しやくによ)から本尊絵像を受けている。…
※「起」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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