起請継ぎ(読み)キショウツギ

デジタル大辞泉 「起請継ぎ」の意味・読み・例文・類語

きしょう‐つぎ〔キシヤウ‐〕【起請継ぎ】

紙を貼り継ぐとき、第一紙の左端の表と第二紙の右端の裏が糊代のりしろとなる、普通とは逆の貼り継ぎ方。起請文で、前書きの白紙牛王ごおう宝印を押した誓詞を貼り継ぐとき、牛王宝印を尊んで上にしたことから。

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精選版 日本国語大辞典 「起請継ぎ」の意味・読み・例文・類語

きしょう‐つぎキシャウ‥【起請継】

  1. 〘 名詞 〙 通常と逆の紙の貼りつぎ方。ふつうは第一紙の奥の裏と第二紙の袖の表が糊代(のりしろ)となるが、これと逆に第一紙の奥の表と第二紙の袖の裏が糊代となる貼りつぎ方。起請文の神文(しんもん)(=誓詞)を書く料紙熊野の牛王宝印(ごおうほういん)を使うため、これを尊んで上にして貼りつぐところから起こった。
    1. [初出の実例]「来いといふ文は不吉や起請つき」(出典:俳諧・若みどり(1691))

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