最新 地学事典 「起震力」の解説
きしんりょく
起震力
earthquake generating stress
地震を引き起こすテクトニックな差応力。起震応力とも。最大主応力軸と最小主応力軸の空間配置が断層面の走向,傾斜角,すべり角などの断層パラメーターを決める。したがって地震による断層運動,すなわち地震のメカニズムの解析から起震力をある程度推定することができる。しかし最大圧縮応力軸は,断層面と45°より小さい角度をなすことが普通であるが,地震のメカニズム解のP軸は断層面と45°をなすと定義されているので,地震を引き起こすテクトニックな最大圧縮応力軸はP軸からずれることに注意する必要がある。
執筆者:瀬野 徹三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

