超多重項(読み)ちょうたじゅうこう(その他表記)supermultiplet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超多重項」の意味・わかりやすい解説

超多重項
ちょうたじゅうこう
supermultiplet

核子間の力の性質を反映して生じる原子核の縮退したエネルギー準位の組。 E.ウィグナーが提唱した概念である。核子間の力が荷電独立性をもつとき,質量数が同じで荷電状態の異なる原子核には同じエネルギーの準位が出現するが,実際には陽子と陽子の間の力は核力のほかに,これよりはるかに弱い静電気力が働くので,縮退はわずかに解ける。 14O,14N,14C のある種の励起状態は超多重項の一例である。

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