越惣太郎(読み)こし そうたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「越惣太郎」の解説

越惣太郎 こし-そうたろう

1824-1864 幕末尊攘(そんじょう)運動家。
文政7年生まれ。常陸(ひたち)(茨城県)真壁郡の郷士。儒学,医学をまなび,下総(しもうさ)結城(ゆうき)藩(茨城県)藩校秉彝(へいい)館教授兼侍医となる。常陸水戸藩と長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩の提携を画策,万延元年(1860)の丙辰丸(へいしんまる)盟約締結につくす。元治(げんじ)元年天狗(てんぐ)党の乱にくわわり,9月20日処刑された。41歳。名は温。字(あざな)は宗珉。号は崇古堂。変名は井坂行蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例