越階(読み)オッカイ

デジタル大辞泉 「越階」の意味・読み・例文・類語

おっ‐かい〔ヲツ‐〕【越階】

順序を飛び越えて位階が昇進すること。越任おつにん
「―とて二階をするこそありがたき朝恩なるに」〈平家一一

えっ‐かい〔ヱツ‐〕【越階】

おっかい(越階)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「越階」の意味・読み・例文・類語

おっ‐かいヲッ‥【越階】

  1. 〘 名詞 〙 律令制に定める位階の順序を経ないで、段階を飛び越えて昇進すること。越任(おつにん)
    1. [初出の実例]「鎌倉の前兵衛佐頼朝朝臣、従二位し給ふ。越階とて二階をするこそありがたき朝恩なるに、是はすでに三階なり」(出典:平家物語(13C前)一一)

えっ‐かいヱッ‥【越階】

  1. 〘 名詞 〙おっかい(越階)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android