趙璧(読み)ちょうへき

精選版 日本国語大辞典 「趙璧」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐へきテウ‥【趙璧】

  1. 〘 名詞 〙 中国、楚の卞和(べんか)が掘り出し、後に趙の恵文王が手に入れたという玉。転じて、またとない宝物名手逸材などをいう。連城の璧。卞和の璧。和氏璧(かしのたま)
    1. [初出の実例]「いづれも管絃の超璧なりければ、皆とりどりにたしなみつたへ給けり」(出典:文机談(1283頃)二)
    2. [その他の文献]〔方干‐送鄭端公詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android