デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「足利光氏」の解説 足利光氏 あしかが-みつうじ 柳亭種彦の「偐紫(にせむらさき)田舎源氏」の主人公。「源氏物語」を下敷きに,背景を室町時代の細川勝元と山名持豊の争いにした作品で,光氏は光源氏に擬せられている。将軍足利義正(桐壺帝)の子で,美貌(びぼう)と聡明(そうめい)な性格の持ち主。この本は文政12年から天保(てんぽう)13年にかけて刊行されたが,天保の改革により絶版となった。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例