最新 地学事典 「足助剪断帯」の解説
あすけせんだんたい
足助剪断帯
Asuke Shear Zone
愛知県豊田市足助付近の領家帯伊奈川花崗岩体中に発達する北東─南西方向に14kmほど延びるカタクレーサイト帯(金折裕司ほか,1991)。ウルトラマイロナイトやシュードタキライトを密接に伴うことから,高木秀雄(1997)が足助剪断帯と改名。全体として左ずれ正断層センスを示す剪断帯で,P面に沿って摩擦熱融解が選択的に発達。マイロナイト化したカタクレーサイトやシュードタキライトが共存することから,破砕─塑性遷移領域の現象を見ることができる。
執筆者:高木 秀雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

