…同年の関東大震災後の東京で,復興作業のために需要が増え,1月の日産約1000足から年末には日産1万足に達したという。指股の分かれた労働用の履物は,江戸時代には革製の足袋沓(たびぐつ)があり,また農山村では補強のために刺子をほどこした足袋とわらじを履いていた。足指が開いてふんばりのきく地下足袋は,労働用の履物の機能をよくいかしたもので,現代でも土木,造船,建築などの作業に欠かせないものとなっている。…
※「足袋沓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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