足駄狭間(読み)あしださま

精選版 日本国語大辞典 「足駄狭間」の意味・読み・例文・類語

あしだ‐さま【足駄狭間】

  1. 〘 名詞 〙 城内から外部の敵を攻撃するために設けた窓である狭間(さま)一種。櫓(やぐら)の床の狭間の蓋(ふた)の板に鼻緒をすげ、足で引き上げて攻撃できるように造ってあることによる名。あしだはざま。
    1. [初出の実例]「矢ざまをきり、又足ださまを切べし」(出典:築城記(1565))

あしだ‐はざま【足駄狭間】

  1. 〘 名詞 〙あしださま(足駄狭間)随筆・海録(1820‐37)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android