跡無事(読み)あとなしごと

精選版 日本国語大辞典 「跡無事」の意味・読み・例文・類語

あとなし‐ごと【跡無事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 語義未詳。なぞのこと、先例の無いこと、難問の意か。一説に、同意
    1. [初出の実例]「朕王卿に問ふに、無端事(アトナシコト)を以てす。仍りて対へて言すに実を得ば、必ず賜ふこと有らむ」(出典日本書紀(720)朱鳥元年正月(北野本訓))
  3. 根拠の無いこと。道理に合わないこと。とりとめの無いこと。
    1. [初出の実例]「跡なし事につれなしづくり侍るも、罪深きわざなるべし」(出典:ささめごと(1463‐64頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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