踏ます(読み)ふます

精選版 日本国語大辞典 「踏ます」の意味・読み・例文・類語

ふま・す【踏】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 値段をつけさせる。評価させる。見積もらせる。ふませる。
    1. [初出の実例]「何れか古着屋へと頼めば、幸ひ手前知己(ちかづき)の店へ持て行き、眼一杯に踏(フマ)してくれませう、と」(出典:片ゑくぼ(1894)〈尾崎紅葉・<著者>小栗風葉〉一〇)

ふま‐・す【踏す】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「ふむ(踏)」に上代尊敬助動詞「す」の付いたもの ) お踏みになる。踏みあそばす。
    1. [初出の実例]「夏草の 阿比泥(あひね)の浜の 蠣貝に 足布麻須(フマス)な 明かして通れ」(出典:古事記(712)下・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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