踏んまえる(読み)フンマエル

デジタル大辞泉 「踏んまえる」の意味・読み・例文・類語

ふんま・える〔ふんまへる〕【踏んまえる】

[動ア下一]ふまえる」を強めていう語。
「富士崑崙こんろん両足を―・えて」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「踏んまえる」の意味・読み・例文・類語

ふんま・えるふんまへる【踏】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙 ( 「ふまえる(踏)」を強めたいい方 )
  2. 踏んでおさえる。足の下に踏みしく。
    1. [初出の実例]「宅(うち)に居るのを厭がる。三歳児(みつご)の魂百までと、喩の通り末始終、此処を踏(フンマ)へることは出来めえ」(出典人情本・春色淀の曙(19C中)二)
  3. よりどころとする。
    1. [初出の実例]「古人三馬を踏(フ)ンまへた趣向だらう」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)

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