踏合(読み)ふみあわせ

精選版 日本国語大辞典 「踏合」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐あわせ‥あはせ【踏合】

  1. 〘 名詞 〙 出産死亡などの穢(けが)れに行き合わせること。忌むべきこととされ、清浄な身にもどるまで朝参神事を避けた。ゆきぶれ。触穢(しょくえ)。ふみあい。
    1. [初出の実例]「葉室御香に出京、但踏合之子細有之とて、則被帰了」(出典:言継卿記‐永祿九年(1566)一一月八日)

ふみ‐あい‥あひ【踏合】

  1. 〘 名詞 〙ふみあわせ(踏合)
    1. [初出の実例]「踏合(フミアヒ)は当日一日のけがれ也と」(出典男重宝記(元祿六年)(1693)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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