踏込(読み)フンゴミ

精選版 日本国語大辞典 「踏込」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐こみ【踏込】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 足を前に踏み出すこと。また、物事に深くはいり込むこと。「踏み込みが足りない」
  3. 家の上がり口玄関など、はきものを脱いで置く所。
    1. [初出の実例]「玄関が三角ふみこみへそばがら」(出典:咄本・一のもり(1775)三角)
  4. 日本舞踊で、左右の足をとんとんと拍子を取って踏み続けること。また、その所作

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世界大百科事典(旧版)内の踏込の言及

【袴】より

…(11)野袴 江戸時代に武士が旅行などに着用した袴で,襠が高く,緞子(どんす)などで作り,裾にはビロードの縁をつけた。(12)踏込(ふんごみ)野袴の,裾のごく細いもので,江戸時代に着装された。(13)馬乗(うまのり)袴 馬に乗る必要から襠を高くし,裾をやや広く仕立てた袴で,緞子などで作り,ビロードの裾縁をつけたものや,裾縁をつけない縞の木綿などで仕立てたものもあった。…

※「踏込」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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