踵を接す(読み)きびすをせっす

精選版 日本国語大辞典 「踵を接す」の意味・読み・例文・類語

きびす【踵】 を =接(せっ)す[=接(つ)ぐ]

  1. すきまなく並んだり続いたりしていることのたとえ。人々が次々と来たり、物事が、次々に起こってくる。
    1. [初出の実例]「年月往きかへりて、氷の上下より説合(ときあは)する人の踵(キビス)を接(ツ)ぐはきらきらしきもとめにて」(出典読本莠句冊(1786)二)

くびす【踵】 を=接(せっ)す[=接(つ)ぐ]

  1. 前後の人とかかとが接するほどに、多数の人が続く。多くの人があとからあとから続く。
    1. [初出の実例]「法皇熊野へ御参詣あり。見物の貴賤千里の浜までくびすをつぎ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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