デジタル大辞泉 「蹟」の意味・読み・例文・類語 せき【蹟】[漢字項目] [人名用漢字] [音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと足あと。あと。「遺蹟・事蹟・筆蹟」[補説]「跡」と通用。[名のり]ただ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「蹟」の読み・字形・画数・意味 蹟人名用漢字 18画(異体字)迹10画 [字音] セキ[字訓] あと[説文解字] [字形] 形声声符は責(せき)。迹と同字。〔説文〕二下に迹を正字とし、「む處なり」と訓し、亦声とするが、声が合わない。責の初文は。朿(せき)は支配を示す聖表示。貝は賦徴。支配地より賦貢を徴収することをといい、その行為を(迹)、その成果を成績、失敗することを不績という。〔詩、小雅、水(べんすい)〕「彼の不蹟を念(おも)ふ」は不績の意。支配の及ぶところを迹・蹟という。[訓義]1. あと、支配のあと、そのなごり。2. 賦貢を徴収する、績。3. とどまる。[古辞書の訓]〔新字鏡〕蹟 跡・迹同じ。安止々己呂(あとところ) 〔名義抄〕蹟 トホシ・ヒラク・フム・スギタリ・マレラ・ハルカ・ヌキアシ・ヨソ・ウツホナリ・アト・オロソカナリ・スグ・オトロ・ウツシ[語系]蹟(迹・跡)・積tziekは同声。また、績tzyekも声義近く、支配地より納める農作物を積、織物を績という。*語彙は迹字条参照。[熟語]蹟意▶・蹟行▶・蹟踏▶[下接語]偉蹟・遺蹟・奇蹟・旧蹟・古蹟・史蹟・事蹟・手蹟・真蹟・聖蹟・陳蹟・秘蹟・筆蹟・墨蹟 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報