躍躍(読み)ヤクヤク

デジタル大辞泉 「躍躍」の意味・読み・例文・類語

やく‐やく【躍躍】

[ト・タル][文][形動タリ]こおどりするさま。また、おどりたつほど生き生きとしたさま。
「―たる畏友面目感じ」〈啄木・雲は天才である〉

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精選版 日本国語大辞典 「躍躍」の意味・読み・例文・類語

やく‐やく【躍躍】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 おどるさま。また、おどり立つほどいきいきとしたさま。
    1. [初出の実例]「自分は僅か三秒か四秒の間にこの手紙を読んだ。そして此瞬間に、躍々たる畏友の面目を感じ」(出典:雲は天才である(1906)〈石川啄木〉二)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・巧言〕

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普及版 字通 「躍躍」の読み・字形・画数・意味

【躍躍】やくやく

得意になってはねるさま。唐・韓侍講盛山十二詩の序〕夫(そ)れ利を得ては則ちとして以て喜び、利あらざれば則ち戚戚(せきせき)として以て泣き、生くべからざるが(ごと)きは、豈に侯の謂(いひ)なるか。

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