(読み)ヤク

デジタル大辞泉 「躍」の意味・読み・例文・類語

やく【躍】[漢字項目]

常用漢字] [音]ヤク(呉)(漢) [訓]おどる
高くはね上がる。「躍進一躍跳躍飛躍勇躍欣喜雀躍きんきじゃくやく
勢いよく動き回る。「躍如躍動暗躍活躍

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「躍」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 21画

(旧字)
21画

[字音] ヤク
[字訓] おどる・はやい・あがる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(てき)。(曜)・(耀)(よう)の声がある。は鳥が羽を揚げて飛び立とうとする形で、はその声義を承ける。〔説文〕二下に「(はや)きなり」、〔広雅、釈詁一〕に「上るなり」、〔広雅、釈詁二〕に「跳ぶなり」「むなり」とあって、跳躍して上がることをいう。そのような力をうちに存する状態を躍如という。

[訓義]
1. おどる、とぶ、羽をあげる。
2. はやい、すすむ、ほとばしる。
3. あがる、たかまる。

[古辞書の訓]
名義抄 ヲドル・ホトバシル・ヲヅク・ヌク・ウクツク・アラハス/惑 ウタガヒホトバシル

[語系]
jik、搖(揺)・jiは声義近く、も身を揺(うご)かして跳ぶことをいう。甬・涌・踊jiongは下からわき上がるように跳ぶこと。また跳dy、超thithekも声義近く、みな一系の語である。

[熟語]
躍起躍魚・躍金・躍如躍升・躍心躍身・躍進・躍然躍跳・躍動躍波躍馬躍躍躍踊・躍
[下接語]
暗躍・一躍・活躍・感躍・距躍・驚躍・欣躍・雀躍・跳躍・踏躍・騰躍・飛躍・舞躍・奮躍・抃躍・勇躍・踊躍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「躍」の解説

躍(やく)

関西電力株式会社が発行する企業広報誌。2008年創刊。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【踊り】より

…現在は〈舞踊〉として総称されるが,歴史的には舞と踊りは別の芸態である。舞が囃子手など他者の力で舞わされる旋回運動を基本とするのに対して,踊りはみずからの心の躍動やみずからが奏する楽器のリズムを原動力に跳躍的な動きを基本とする。〈躍〉〈踏〉〈をどり〉などの字も用いる。…

※「躍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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