躙り出す(読み)にじりだす

精選版 日本国語大辞典 「躙り出す」の意味・読み・例文・類語

にじり‐だ・す【躙出】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行五(四) 〙 ひざでじりじりと前に出る。座ったまま動いて前に出る。
    1. [初出の実例]「漫ろに囲炉裏傍(ゐろりばた)を躪(ニジ)り出(ダ)すのを見て」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一六)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
    1. 押しつけてすり動かすようにして出す。
      1. [初出の実例]「箪笥をにじり出した跡だの」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉)
    2. 泥中などから、ものを足でさぐって取り出す。
      1. [初出の実例]「平砂渺々として〈略〉水呑・小壺(おつぼ)・煙盃(きせる)吸口など、あられぬものをにじり出す所に」(出典:浮世草子好色万金丹(1694)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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