身を尽くす(読み)ミヲツクス

デジタル大辞泉 「身を尽くす」の意味・読み・例文・類語

く・す

自分のすべてをそのために捧げる。一身を捧げる。和歌では多く澪標みおつくし」にかけて用いる。
「わびぬれば今はたおなじ難波なる―・しても逢はむとぞ思ふ」〈後撰・恋四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身を尽くす」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 尽(つ)くす

  1. 心身限りを尽くす。まごころを尽くす。一身をささげる。生命をかける。和歌では、多く「澪標(みおつくし)」にかけて用いる。
    1. [初出の実例]「わびぬれば今はたおなじ難波なる身をつくしても逢はんとぞ思ふ〈元良親王〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋五・九六〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android