身成村(読み)みなりむら

日本歴史地名大系 「身成村」の解説

身成村
みなりむら

[現在地名]川根町身成、島田市身成

大井川の中流左岸にあり、駿河国志太しだ郡に属する。村内を河内こうち(現身成川)が蛇行しながら南西流し、村の南西端付近で大井川に合流する。西は大井川を挟んで遠江国榛原郡高熊たかくま(現金谷町)家山いえやま村、北は志太郡笹間渡ささまど村。当村と家山村間では大井川の桶越しによる川越(廻り越し)が行われていた(平口家文書)。当村は現川根町に属する久野平くのだいら(久奈平)渡島どじま八坂やさか原村はらむら北村きたむら堀之内ほりのうち中河内なかごうち一色いつしき、現島田市に属する川口かわぐち鍋島なべしま旦原たんばら(丹原)の一一の枝郷で構成され、堀之内本郷とされた(「駿河志料」「駿河記」など)。慶長四年(一五九九)の志駄郡身成村検地帳(平口家文書)が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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