身柱(読み)チリケ

デジタル大辞泉 「身柱」の意味・読み・例文・類語

ちりけ【身柱/天柱】

灸点きゅうてんの一。えりくびの下で、両肩中央部分かんの虫などの子供病気に灸をすえた。

しん‐ちゅう【身柱】

ちりけ(身柱)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身柱」の意味・読み・例文・類語

ちり‐け【身柱・天柱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「ちりげ」とも ) 灸点(きゅうてん)の名。えりくびの下で、両肩の中央の部分。ぼんのくぼ。また、そこにする灸。
    1. [初出の実例]「なでしこをかたにのせたる岩ほ哉 ちりけよりなをあつき夏の日」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499)六)
  3. 頭に血の逆上する幼児の病気。疳(かん)
    1. [初出の実例]「病ある子やよなきするらん ねて聞はあらしにはなのちりけにて」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1449)五)

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