車いすラグビー(読み)くるまいすラグビー(英語表記)wheelchair rugby

共同通信ニュース用語解説 「車いすラグビー」の解説

車いすラグビー

楕円だえん球ではなくバレーボール専用せんよう球を使い、4対4で競う。コートバスケットボールと同じ広さで、1ピリオドが8分間の4ピリオドせい前方へもパスができ、ボールを持ってゴールポスト間のゴールラインをえると得点がみとめられる。日本代表は昨年の世界選手権せんしゅけん初優勝はつゆうしょうし、東京パラリンピックで金メダルが期待されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「車いすラグビー」の意味・わかりやすい解説

車いすラグビー
くるまいすラグビー
wheelchair rugby

上肢・下肢ともに障害のある 4人編成の 2チームが,競技車椅子に乗って対戦する球技。車椅子スポーツのなかで唯一選手同士のタックル(ぶつかり合い)が認められているところに,ラグビーの名の由来がある。バスケットボールと同じ大きさの 28m×15mのコートを使用。車椅子に乗った選手がボールを前方に運び,車輪がコート端のラインを通過すると 1トライ(1得点)となり,合計得点を競う。4ピリオドを戦い,1ピリオドは 8分間。選手は障害の程度や状態に応じて 0.5点から 3.5点まで 0.5点刻みの持ち点で 7段階にクラス分けされ,コートでプレーする 4選手の持ち点の合計は 8.0点以下としなければならない。競技は男女混合で,女子選手が 1人入った場合,選手持ち点から 0.5点が引かれる。車椅子後方への危険なタックルなどの反則をした選手は,1分間もしくは相手チームが 1トライあげるまでペナルティボックスで待機しなくてはならない。競技用車椅子には機動力のある攻撃型と守備型の 2種類があり,守備型には敵の車椅子の動きを抑えるためのバンパーが取り付けられている。激しいぶつかり合いがこの競技の最大の見どころで,パラリンピック競技大会では 2000年シドニー大会から正式競技となった。

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