日本歴史地名大系 「車寺町」の解説 車寺町くるまてらまち 大阪府:堺市堺車寺町[現在地名]堺市車之(くるまの)町東(ひがし)三丁袋(ふくろ)町の東にある寺院街区(→寺町)。南は櫛屋寺(くしやてら)町。元禄二年(一六八九)堺大絵図ののちの貼紙に「車寺町」とあり、櫛笥(くしげ)寺・念勝(ねんしよう)寺・了空(りようくう)寺・法王(ほうおう)寺・西然(さいねん)寺の五ヵ寺があったが、いずれも当地には現存しない。櫛笥寺は日蓮宗で山号具足山。櫛屋寺町との間の東西路に面していた。明応元年(一四九二)櫛笥大納言隆朝が創建開基し、開山は日染(堺鑑)。京都立本(りゆうほん)寺と密接な関係をもち、堺奉行所札書付に「京都立本寺、当地櫛笥寺両寺一寺」と記されていた(堺市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by