日本歴史地名大系 「法王寺」の解説 法王寺ほうおうじ 青森県:西津軽郡鰺ヶ沢町鰺ヶ沢町釣町法王寺[現在地名]鰺ヶ沢町釣町釣(つり)町にあり、一乗山と号し、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。「津軽一統志」に「鰺ケ沢 一乗山法王寺」とあり、弘前貞昌(ていしよう)寺の支配であった。弘治元年(一五五五)の創立で、一乗院・阿弥陀院とも号し、開山は良本という(「寺社領分限帳」国立史料館蔵)。また明暦元年(一六五五)常陸国水戸(みと)(現茨城県水戸市)の良心聞益の開基ともいう。「永禄日記」元禄一五年(一七〇二)七月一日に「七月朔日貞昌寺、青森正覚寺、鰺ケ沢本恩(ママ)寺三寺ニ而殿様より、亥年餓死之七ケ年供養被仰付、親類有之者焼香仕候様ニと被仰付候。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by