軍川村
いくさがわむら
[現在地名]亀田郡七飯町字軍川・字上軍川・字大沼町・字東大沼
近世から明治三五年(一九〇二)まで存続した村。現町域の北端近くに位置し、北は駒ヶ岳西壁の剣ヶ峯(一一三一メートル)を望み、東から南は横津岳(一一六六・九メートル)・楢山(五九二・一メートル)・吉野山(四八四・三メートル)などの山岳部。北から西にかけては大沼・小沼・蓴菜沼の湖沼地帯で、軍川・苅間川などが大沼に流入する。嘉永二年(一八四九)頃開発されたともいう(七飯町史)。安政三年(一八五六)に藤山峠越の道が開かれた(玉虫「入北記」同四年五月一一日条、「検考録」)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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