軟言(読み)なんげん

精選版 日本国語大辞典 「軟言」の意味・読み・例文・類語

なん‐げん【軟言】

  1. 〘 名詞 〙なんごん(軟言)〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「脂粉の悪臭、羅綾の悪色、嬌語軟言(ナンゲン)の悪声耳目に毒気を注げば」(出典:此ぬし(1890)〈尾崎紅葉〉四)

なん‐ごん【軟言・輭言】

  1. 〘 名詞 〙 やわらかく言うこと。また、おだやかなことば。なだめることば。軟語。なんげん。
    1. [初出の実例]「緩頬は軟言で面白く云へあらたてなしぞ」(出典:史記抄(1477)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「軟言」の読み・字形・画数・意味

【軟言】なんげん

婉言

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