軽量形鋼(読み)ケイリョウカタコウ

デジタル大辞泉 「軽量形鋼」の意味・読み・例文・類語

けいりょう‐かたこう〔ケイリヤウかたカウ〕【軽量形鋼】

帯鋼おびこうを冷間加工してつくった肉薄形鋼重量が軽いわりに強く、加工性にすぐれる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軽量形鋼」の意味・わかりやすい解説

軽量形鋼
けいりょうかたこう

厚さ 4mm未満の薄鋼板を冷間圧延することによって形成される形鋼。軽溝形鋼,軽Z形鋼,軽山形鋼,リップ溝形鋼 (C形鋼) ,リップZ形鋼,ハット形鋼,軽角形鋼などがある。このような形鋼による構造体断面が薄く大きく広がっているため,場所を広くおおうことのできる利点があるが,肉厚が薄いので耐久性に問題がある。これを使用する建築物としては,おもに小規模の屋内運動場住宅アパート倉庫などであるが,特に木構造と併用する場合が多い。

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世界大百科事典(旧版)内の軽量形鋼の言及

【形材】より

…この場合,鋼板は曲げられて断面形状を整えていくのであって,圧延とよく似てはいるが,ほとんど断面積の増減は伴わない。厚さ6mm以下の長尺の鋼板を連続的に冷間成形した形鋼は軽量形鋼light gage steelと呼ばれ,プレハブ建築などの建築その他の構造物に用いられている。【木原 諄二】。…

※「軽量形鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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