精選版 日本国語大辞典 「輪帽子」の意味・読み・例文・類語 わ‐ぼうし【輪帽子】 輪帽子〈近世女風俗考〉〘 名詞 〙 享保(一七一六‐三六)ごろ、婦女子の用いた一種の帽子。春・秋・冬は縮緬(ちりめん)、夏は絽(ろ)で輪のように作る。額から胸に垂らし、額にあてたところに付けたひもを後ろに回して結び、胸のところは針でとめる。[初出の実例]「挑灯で輪帽子更にほのぼのと〈露沾〉 矮鶏(ちゃぼ)は包まれながら私語(ささめく)〈沾薄〉」(出典:俳諧・其角十七回(1723)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例