輪田一造(読み)ワダ イチゾウ

20世紀日本人名事典 「輪田一造」の解説

輪田 一造
ワダ イチゾウ

昭和期の社会運動家



生年
明治43(1910)年1月23日

没年
昭和57(1982)年3月11日

出生地
石川県鳳至郡諸岡村(現・門前町)

学歴〔年〕
石川師範卒

経歴
在学中から社研で活躍し、昭和4年小学校教員をしながら農民運動に入る。5年退職し、全協に参加し、6年共産党に入党するが、同年検挙され懲役2年に処せられた。名古屋で地下活動を行い、13年に検挙され、出獄後は徴用された。戦後は共産党石川地方委員会を結成し、委員長就任。統制委員になったが占領軍による追放ののち、石川県副委員長などを務めた。45年除名された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「輪田一造」の解説

輪田一造 わだ-いちぞう

1910-1982 昭和時代社会主義者
明治43年1月23日生まれ。昭和4年石川師範を卒業後,郷里の石川県で小学校教員となるが,共産主義活動により解雇。6年共産党に入党,県内に初の党組織をつくり検挙される。21年初代党県委員長。46年路線問題で除名された。昭和57年3月11日死去。72歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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