輸入の安全弁効果(読み)ゆにゅうのあんぜんべんこうか(その他表記)cooling effects of import on domestic prices

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入の安全弁効果」の意味・わかりやすい解説

輸入の安全弁効果
ゆにゅうのあんぜんべんこうか
cooling effects of import on domestic prices

1985年9月のプラザ合意以降の円高期において,交易条件の変化により輸入品の円建て価格が低下し,国内製品との相対価格比で割安となったため輸入数量が増加し,国内財との代替効果により国内物価,特に卸売物価の安定に寄与したとする見方。また間接的効果として,原油などの工業用原料の価格低下が,投入・産出構造を通じて生産物のコスト低下に波及したこともあげられる。安定的成長持続のためには,市場開放を進め自由な流通制度が不可欠である。

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