ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入材」の意味・わかりやすい解説 輸入材ゆにゅうざいimported timber 外国から輸入される材木。外材ともいう。日本,アメリカ合衆国などは二大木材輸入国である。日本ではアメリカ,カナダからの米材,東南アジアからの南洋材,ロシア (旧ソ連) からの北洋材に代表される。第1次世界大戦前までは米松の大径材やチーク材など特殊なものに限られていたが,大戦後急速に増大,1928年には輸入材の占める割合が 25%にも達した。第2次世界大戦後は 48年に輸入再開。ラワン材を除いて注目すべきものはなかったが,経済の高度成長期に入った 61年からの伸びは著しく急増した。しかし近年は地球環境問題,発展途上国における経済政策的見地などから,国際熱帯木材機関 (ITTO) などの国際機関を通じ,世界規模で森林保全のための木材貿易の国際的規則や規制への動きが検討されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「輸入材」の意味・わかりやすい解説 輸入材ゆにゅうざい →外材 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by