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米材 べいざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

米材
べいざい

日本に輸入されるアメリカ,カナダアラスカ産の木材。おもなものに米松米杉,米つが,米檜 (べいひ) ,赤杉,米ひば,米もみなどの針葉樹,中部アメリカ,西インド諸島産のオーク (かし類) ,マホガニーなどの広葉樹がある。アメリカからは原木も入るが,カナダ,アラスカからくるものは,すべて製材されている。またパルプ原料として,チップの形で輸入されることも多い。米材輸入は,関東大震災 (1924) 以来本格化した。近年は北洋材の貿易管理などの不整備などによる不安定供給や,南洋材の資源的制約や輸出規制に伴って増加傾向にあり,1989年の年間輸入量は 1858万m3に及び,輸入材の 45%を占めている。米松は種類が多く,樹高 50m,径1~3mに及ぶものがあり,長大材が得られるので,梁,桁などの建築構造材として用いられる。米杉は広幅物として,屋根板,下見板,家具など,米つがは軸組材 (柱,土台,根太) ,造作材,米檜は化粧材,建具材,家具材,赤杉は室内上装材,屋根材,米ひばは建築材,枕木,米もみは造作材,室内仕上げ材,家具などに使用される。

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大辞林 第三版の解説

べいざい【米材】

アメリカ合衆国の太平洋岸地域とカナダのブリティッシュ-コロンビア州などから日本に輸入される木材の総称。針葉樹が主。北米材。

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世界大百科事典内の米材の言及

【外材】より

…近隣の地域である東南アジア,北米,ロシアなどからまとまった量の木材が日本へ輸入されるようになってきたのは1890年代に入ってからである。現在輸入されている外材を分類すると,南洋材,米材(北米材),ロシア材(北洋材),熱帯アメリカ材,アフリカ材,その他(ニュージーランド材を含む)に分けることができる。そのうち量・使われ方などでわれわれの日常生活に大きく結びついているのは前3者である。…

【木材貿易】より

…丸太輸入の減少,製材品,チップ,合板の輸入増が近年の特徴である。輸入木材は地域別に米材,南洋材,ロシア材に大別され,その輸入割合はほぼ9対5対3であり,傾向としては南洋材の減少,米材,ロシア材の増加が目立つ。
[南洋材]
 南洋材の供給国はインドネシア,フィリピン,マレーシア,パプア・ニューギニアなどで,近年ではインドネシアとマレーシアがとくに多く,この両国で輸入南洋材の80%強を占める。…

※「米材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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