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輸入食品の安全性 ゆにゅうしょくひんのあんぜんせい

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知恵蔵2015の解説

輸入食品の安全性

食品の国際規格は、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で設立したコーデックス委員会が定めている。しかし、国によって異なる食品の安全確保が問題となり、食料の6割を輸入に頼る日本では輸入検査体制を強化している。クローン食肉、食品添加物遺伝子組み換え食品ポストハーベスト農薬(貯蔵や輸送のため収穫後に散布する農薬)、牛海綿状脳症(BSE)や口蹄疫などに注意が求められている。2003年12月には米国でBSE感染牛が発生し、米国産牛肉の輸入が禁止された。05年5月、政府の食品安全委員会は米国産牛肉の輸入再開に向けて日本の全頭検査体制を見直し、生後20カ月以下の若い牛は検査対象から除外して12月に輸入再開。その矢先、輸入品に危険部位が混入していたため06年1月に再停止したが、7月には日米政府で再び輸入再開で合意した。また、06年5月、食品衛生法改正に基づき、ポジティブリスト制度が導入された。これは、国産品、輸入品を問わず、すべての食品を対象に、農薬、動物用医薬品飼料添加物が基準を超えて残留する場合、販売を禁止する制度である。

(篠崎悦子 ホームエコノミスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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